音声コーデックとは、アナログの音声をデジタルデータに圧縮・変換し、再生時に元へ復元(伸長)する技術やソフトウェアのことです。音声をそのままデータ化するとファイル容量が非常に大きくなるため、人間の耳には聞こえにくい音をカットするなどして効率よく圧縮します。MP3やAACはデータ容量を小さく抑えられるため音楽配信や地上波放送などで広く普及しており、FLACなどは音質を一切損なわずに縮小できる無劣化圧縮として好まれています。通信帯域や用途に合わせて最適なコーデックを選ぶことで、高音質な音楽再生からリアルタイムの通話まで、スムーズな音声処理が可能になります。
コーデック(Codec)という言葉は、データを符号化する「Coder(コーダー)」と、それを復元・復号する「Decoder(デコーダー)」という2つの英単語を組み合わせた合成語です。
送信側でデータ容量を小さくするために圧縮・符号化(Code)を行い、受信側でそれを元の状態に復号・解凍(Decode)するという一連の処理システム全体を指しています。元々は1960年代後半に通信分野の専門用語として誕生し、現代では音声や動画などのデジタルデータを扱うソフトウェアやハードウェア全般を指す言葉として広く使われています。