モダンジャズの始まりを象徴する最大の出来事は、チャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーらによる最初のビバップ専門セッションの録音(1945年2月28日)と、パーカー初リーダー作『Ko-Ko』の録音(1945年11月26日)です。スウィング・ジャズの娯楽的で整然とした演奏から脱却し、複雑な和声や即興演奏、超人的なテンポを特徴とする「ビバップ」の革新性がここに結実しました。彼らの圧倒的なテクニックと自由な表現は従来のダンス・ミュージックとしてのジャズを観賞用の芸術へと昇華させ、現在に続くモダンジャズの扉を大きく開く画期となりました。