録音技術の発明を象徴する歴史的出来事は、トーマス・エジソンによる「フォノグラフ(蓄音機)」の発明とその音声を再生した1877年12月6日です。錫箔を巻き付けた金属円筒に針で刻溝し、童謡『メリーさんのひつじ』の音声を世界で初めて録音・再生することに成功しました。それまで空気中に消えていくしかなかった「音」を物理的に固定し再現可能にしたこの発明は、音楽を楽譜ビジネスから音源ビジネスへと劇的に変革させ、後のレコード産業や現代の音楽文化すべての基礎となりました。