クール・ジャズ誕生を象徴する出来事は、マイルス・デイヴィスが結成した九重奏団(ノネット)によるアルバム『クールの誕生(The Birth of the Cool)』のための最初の録音(1949年1月21日)です。熱く高速なビバップへの反動として、フレンチホルンやチューバを取り入れた革新的な編成で、室内楽のような知的なクラシックの和声理論と静けさを備えた洗練されたサウンドを提示しました。1949年1月から1950年3月にかけて行われた一連の録音は、過熱したジャズシーンにクールで抑揚の利いた新しい美学を提示し、50年代西海岸を中心に花開くウエストコースト・ジャズの礎を築きました。
クールジャズの誕生
The birth of Cool Jazz
2026年08月12日