『カインド・オブ・ブルー』(Kind of Blue)は、マイルス・デイヴィスが1959年に発表したモダン・ジャズ最高峰の歴史的名盤です。コード進行の制約を離れ、音階(モード)を基調に自由な即興演奏を展開する「モード・ジャズ」を確立した作品として知られています。ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、キャノンボール・アダレイといった伝説的ミュージシャンが集結し、完全な即興性を重視してほぼ一発録りで制作されました。「So What」を筆頭に全編を包む静謐でクールな緊張感と深い哀愁は、ジャズファンのみならず音楽史全体に絶大な影響を与え続けています。

マイルス・デイヴィスのアルバム『Kind of Blue』のオリジナルLP盤は、1959年8月17日にアメリカのコロムビア・レコードからリリースされました。
なお、録音は1959年にニューヨークのコロムビア・30丁目スタジオにて、以下の2日間に分けて行われました。
* 第1回セッション(1959年3月2日):「So What」「Freddie Freeloader」「Blue in Green」を録音
* 第2回セッション(1959年4月22日):「All Blues」「Flamenco Sketches」を録音