チャイコフスキー作曲のバレエ『くるみ割り人形』第2幕を彩る「花のワルツ」は、クラシック音楽を代表する名曲です。主人公クララをお菓子 graphical の国で歓迎する宴のクライマックスで演奏されます。

華やかなハープの美しいソロで静かに幕を開け、それに続いてホルンや木管楽器が温かみのある主旋律を奏でます。やがて弦楽器が加わり、満開の花々が風に揺れながら豪華に舞い踊る光景を描き出します。優雅でありながら躍動感にあふれる三拍子のリズムが特徴で、華やかなオーケストレーションが観客を夢のような世界へと誘う、作品中で最も親しまれている最高潮のナンバーです。

バレエ『くるみ割り人形』および「花のワルツ」が初めて初演・発表されたのは、1892年12月18日(当時のロシアで使われていたユリウス暦では12月6日)です。

ロシアのサンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場にて初演されました。

なお、全幕バレエの初演に先立ち、主要な曲を集めた演奏会用の『くるみ割り人形組曲』(「花のワルツ」を含む)が同年1892年3月19日(ユリウス暦3月7日)に先行して初演・発表されています。