アントニオ・ヴィヴァルディが作曲したヴァイオリン協奏曲集『和声とインベンションの試み』作品8の第4番ヘ短調「冬(L'inverno)」は、ヴァイオリン協奏曲『四季』を締めくくる傑作です。
厳しい寒さや冷たい風、凍てつく氷の上をおそるおそる歩く様子や転倒するスリル、そして温かい暖炉のそばで過ごす平和な時間など、冬の情景や人々の描写が音楽で鮮烈に描かれています。独奏ヴァイオリンによる超絶技巧の急速な旋律と、弦楽合奏によるダイナミックなアンサンブルが絶妙に調和しており、四季の中で最も情熱的でドラマチックな人気曲です。
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「冬(L'inverno)」が含まれる曲集『和声とインベンションの試み』作品8が初めて出版・発表されたのは、1725年です。アムステルダムの出版社ミシェル=シャルル・ル・セーヌから刊行されました。
ヴィヴァルディがボヘミアのヴェンツェル・フォン・モルツィン伯爵に作品を献呈する形で出版されました。